
光源から放射される光のすべてのエネルギー(放射エネルギー)を、時間(1秒間)あたりで表した物理量のこと。単位はワット(W)で表されます。
人間の目が感じる明るさを基準とした「光束」に対し、「放射束」は目に見えない紫外線(UV)や赤外線(IR)も含めた、光そのものが持つ純粋な総出力を定量化する際に用いられます。
マシンビジョンにおいては、LED照明そのものが持つ「基礎体力(最大パワー)」を示す指標として扱われます。照射対象に届く光(放射照度)やカメラに戻ってくる光(放射輝度)を十分に確保するためには、まず光源自体が大きな放射束を持っている必要があります。特に、高速でワークが移動する生産ラインでのストロボ発光検査や、光を吸収しやすい物質の検査など、絶対的な光量が必要とされる光学系の基本設計において極めて重要な指標となります。