光源やワーク(対象物)の表面から、特定の方向に向けて放射される光の「物理的なエネルギーの強さ(放射束)」を表す指標のこと。単位立体角あたり、かつ光の進行方向に垂直な単位投影面積あたりの放射束(W/sr・m²)で定義されます。

人間の目が感じる明るさを基準とした「輝度」に対し、「放射輝度」は目に見えない紫外線や赤外線も含めた、光そのものが持つ純粋な物理エネルギーを定量化する際に用いられます。
マシンビジョンにおいては、イメージセンサーが受ける光の量を厳密にシミュレーション・設計する際にきわめて重要な概念です。特に、高速ラインスキャン検査などでカメラの露光時間が極めて短い場合や、特定の赤外線波長を用いてワークの内部を透過させる検査においては、目視の明るさではなく、この放射輝度(物理的なエネルギー量)が十分に確保されているかどうかが、画像処理の安定性(コントラスト)を直接左右することになります。

主な用途:
・超高速検査(ラインセンサカメラ等)における、受光量(像面照度)を確保するための照明パワー設計
赤外線(IR)や紫外線(UV)など、人間の目には見えない不可視光帯域の照明における発光エネルギー評価
・ハイパースペクトルカメラやフルカラー照明を用いた、物質の微細な光物性(材質・成分)の定量的分析・外観検査

代表的な照明の種類
ライン照明IR照明UV照明フルカラー照明など

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