実験に適した光学系選びは、悩まなくて大丈夫!

製造機械に用いられることの多いマシンビジョンレンズを25年以上、製造・提供しているヴイ・エス・テクノロジー。
弊社の名古屋オフィスを、名古屋大学の研究室の方が利用されたと耳にし、これは珍しいお客さまだと思い、インタビューをお願いしたところ快く受けていただきました!

インタビュイー 田中 良弥(TANAKA Ryoya)
所属:大学院理学研究科 理学専攻 生命理学 助教
日本比較生理学会
・子供の頃から昆虫が好きで、行動のちがいに興味持つ
・趣味でアリも飼って観察している
日本比較生理学会 第46回名古屋大会

日本比較生理生化学会は、地球上の多様な生物が進化の過程で、環境に巧みに適応するしくみを「比較」の立場から明らかにすることです。
46回を数える日本比較生理生化学会 名古屋大会(JSCPB2024 in Nagoya)では、動物生理に関心を持つ国内外の研究者が最新の研究成果を共有・議論することが目的で、名古屋大学大学院理学研究科との共催にて、2024年9月30日(月)・10月1日(火)の2日間にわたり、名古屋大学東山キャンパスにて開催です。

ショウジョウバエの研究者

  • 今日はインタビューを受けてくださりありがとうございます。よろしくお願いします。

いえいえ、こちらこそよろしくお願いします。

      • 研究室にお勤めということで、どんなことをされてるか教えてください。

私はショウジョウバエの行動を研究しています。例えば、食事の動きだったり、求愛行動などです。

        • 研究されて長いんですか?

そうですね。ショウジョウバエの研究はもう10年以上になりますね。個体によって異なる動きをすることがあって、その違いはなぜ生まれているのか、どういった意味があるのかは、知れば知るほど研究することが尽きないです。

          • 10年たってもまだまだわからないことがあるんですね!?違いがあるということですが、比べて見つける、参画されてる日本比較生理生化学会の活動そのもののようですね。

それが実は、そうでもないんです。比べるというのはまだ活発には行われていなくて、まずは研究対象の生物について、詳しく知るフェーズである研究者が多いです。
たとえば、電気魚とそうではない一般的な魚を比べる前に、まず電気魚のことをたくさん知らないといけない。なので、対象の生物を調べる研究している学会会員が多いです。
学会の特長としては、マウスのようなよく用いられる生物以外にも、いろいろな動物を研究している人が参画していることですね。

相談できるVCと検証ルーム

  • そうなると調べる方法や研究用のツールは、みなさん手さぐりで?

そうですね、多くの人に研究されてきた動物だと、ツールや知見も蓄積しているのですが、生き物のバリエーションや違いが生まれているところに興味がある研究者が多いので、対象になる動物や、種類がとても多様性に富んでいます。なので、それぞれの生物に適した観察方法やツールを、みんな試行錯誤していると思います。

          • VSテクノロジーを訪ねていただいたのも、試行錯誤の中でということですか?

そうです。例えば、レンズやカメラを実験に応じて選ぶのはなかなか大変でして。でもちゃんと出来上がっていないと、生物学的に大事なことの見落としにつながっている可能性もあるんだろうと感じていました。 観察に人がつきっきりというは厳しいので、ずっとカメラは回してて、狙った行動を追跡できるようにして、自動で撮れるようにしたいですね。

          • 検証ルームを利用されたときは、ハエをもっていかれたんですか?時間はどのくらいかかりました?

持ち出しのできるのは限られるので、動いていない標本みたいなのを持っていきました。3時間くらいの予定でしたけど、そこまでかからずに終わりましたよ。

          • 試行錯誤はまだまだ続きそうですね。今後どうされたいとか、イメージはありますか?

理想としてはいろいろな用途に合わせられる、いくつかの観察ツールのセットが用意できると、思い立ったときに早く始められたり、論文の審査中に追加調査が必要になった時に助かりますね。
私たちでは、カメラやレンズのことがよくわからないまま、最低限見えるもので使ってしまいます。また、ちょっと考えているのがあるので、是非、相談させてほしいです。

          • ぜひ、また名古屋の検証ルームをお尋ねください!撮像に詳しい、ビジョンコンサルタント(VC)がご要望をお伺いします。

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