
光源から放射される光の中に、どのような波長(色)の成分が、それぞれどれだけの割合(強度)で含まれているかをグラフなどで表したもののこと。「分光分布」とも呼ばれます。
マシンビジョンにおいては、使用する照明の色(白色、赤色、青色、あるいは赤外線、紫外線など)が、どのような波長特性を持っているかを把握するために重要な指標となります。例えば、同じ「白色LED」であっても製品によってスペクトル分布(青みの強さや赤みの強さなど)は異なり、これがカメラで撮影した際のワーク(対象物)のコントラストや色再現性に直接影響を与えます。検査目的に適した波長を選択・評価する際の基準となります。
主な用途
・カラーカメラを使用した検査における、正確な色再現や演色性の評価・シミュレーション
・ワークの特定の材質(樹脂、フィルム、有機物など)が吸収・透過しやすい最適な波長(赤外線や紫外線など)の選定
・特定の波長だけを透過させる「バンドパスフィルター」などの光学フィルターとの組み合わせ設計
代表的な照明の種類
・フルカラー照明など