光源から放射される光線が、互いに交わったり広がったりすることなく、一定の方向にまっすぐ揃って進む光のこと。「コリメート光」とも呼ばれます。

マシンビジョンにおいては、高精度な測定や検査を行うための理想的な光の性質として扱われます。通常の照明のように光が拡散しないため、ワーク(対象物)の輪郭に回り込む光(回り込み光)が発生しにくく、外形(シルエット)を非常にシャープに捉えることができます。テレセントリックレンズと組み合わせて透過検査(バックライト)に使用することで、ワークの位置が上下に変動しても影の大きさが変わらず、サブミクロン単位の超高精度な寸法計測が可能になります。また、落射(表面反射)で使用した場合は、直進する光がワーク表面の極めて微細な傾きや浅いキズによってわずかに曲げられるため、影となって明暗差が強調され、通常の拡散光では見えない微細な欠陥を捉えることができます。

主な用途:
・テレセントリックレンズと組み合わせた、シャフト、ピン、ネジなどの超高精度な外径・エッジの寸法計測
・透明なガラス基板、フィルム、レンズ表面に存在する微細なうねり、歪み、ひっかきキズの検出
・光学部品の透過波面歪みの評価や、微小な電子部品の高精度位置決め(アライメント)

代表的な照明の種類
同軸照明コリメート照明スポット照明など

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