
画像処理システム(主にイメージセンサー)が、識別できる「最も明るい部分(飽和レベル)」から「最も暗い部分(ノイズレベル)」までの光の強さの比率(階調の幅)のこと。一般的にデシベル(dB)などの単位で表されます。
マシンビジョンにおいては、ダイナミックレンジが広いカメラほど、極端な明暗差がある環境でも「白飛び(ハレーション)」や「黒つぶれ」を起こさずに撮像できます。ライティング選定においては、ワーク(対象物)の材質や形状によって生じる非常に強い正反射光と暗い影の差を、カメラのダイナミックレンジ内に収めるために、光を均一に拡散させるドーム照明を用いたり、偏光フィルターを活用したりして、明暗のコントラストを最適にコントロールすることが求められます。
主な用途
・金属光沢と黒い樹脂が混在する部品など、反射率の大きく異なるワークを同時に検査・識別
・複数回の異なる発光光量(または露光時間)の画像を合成して階調を広げる「HDR(高ダイナミックレンジ)撮像」を用いた外観検査
代表的な照明の種類
・ドーム照明、面照明など