
平面における「角(2次元の角度)」の概念を、3次元(立体空間)へと拡張したもののこと。単位には「ステラジアン(sr)」が用いられます。
2次元の角度が「円の弧の長さ」で表されるのに対し、立体角は「球の表面の面積」で表されます。ある光源から放たれる光が、3次元空間へどのように広がっていくかを定量的に示すために必要な指標です。
マシンビジョンにおいては、光源(照明)から特定の方向へどれだけ強いエネルギーが放射されているか(放射強度や放射輝度)、あるいはカメラのレンズがワーク(対象物)からどれだけの割合の反射光を取り込めているか(受光立体角)を正確に計算・設計する際の基準として用いられます。例えば、レンズの明るさ(F値やNA)は「レンズがワークを見込む立体角」の大きさに直結しており、この立体角が大きいほど多くの光を集められるため、明るく高解像な画像を得ることができます。