
物質が光を反射、透過、または吸収する際に、光の特定の振動方向(偏光成分)だけを選択的に変化させる性質のこと。
マシンビジョンにおいては、ワーク(対象物)や光学フィルターが持つ「偏光特性」を理解し、利用することが重要です。
例えば、金属などの導電性が高い物質は、特定の角度で光を反射した際に強い偏光を生じる特性があります。
また、プラスチックやガラスなどの透明な成形品は、内部に無理な力(残留応力)がかかっていると、通過する光の偏光方向を回転させる「光弾性」という偏光特性を示します。
このような物質特有の偏光特性を、偏光板(PLシリーズ)を備えた照明やカメラと組み合わせることで、通常の光では見分けることができない歪み、微細なキズ、異材質の混在などを高いコントラストで可視化できるようになります。
主な用途:
・透明な樹脂成形品や光学ガラスの内部に蓄積された、ひずみ(残留応力)の分布やクラックの検出
・基板上の金属(はんだ・リード線)と非金属(基板樹脂)の外観検査
代表的な照明の種類
・リング照明、バー照明、面照明など