光に照らされているワーク(対象物)の表面の明るさを表す、国際単位系(SI)における「照度」の単位のこと。記号は「lx」で表され、1平方メートルの面積に1ルーメン(lm)の光束が均一に照射されている状態が「1ルクス」と定義されます。

一般のオフィス環境(約500lx)や工場の作業空間など、人間の目が感じる「場所の明るさ」を管理する指標として最も広く使われています。
マシンビジョンにおいても、可視光カメラを用いた標準的な検査システムでは、ワーク表面の明るさの目安としてルクスを意識することがあります。しかし、ルクスはあくまで「人間の目の感度(視感度)」を基準とした単位であるため、カメラ(イメージセンサー)が実際に受ける光の量を厳密に管理・設計する際には不十分な場合があります。
特に、人間には見えない赤外線(IR)や紫外線(UV)を使用する検査、あるいは超高速シャッターを切るFAラインにおいては、目視のルクスではなく、純粋な物理エネルギーの密度を示す「放射照度(W/m²)」を基準にライティングを選定することが重要になります。

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