
光の進行方向に対して垂直な平面内において、電場(光の波)の振動方向が特定の方向に偏っておらず、あらゆる方向にランダムかつ均等に振動している光のこと。「自然光」とも呼ばれます。
一般的なLED照明や蛍光灯、太陽光などから直接放射される光は、この「非偏光」の状態にあります。
マシンビジョンにおいては最も標準的に利用される光ですが、金属やガラス、プラスチックなどの光沢があるワークに非偏光を照射すると、表面の特定の傾きや材質に応じて一部の振動方向の光だけが強く反射し、これが「ギラつき(ハレーション)」の原因となります。この不要な反射光(偏光成分)を遮断してキズや印字をクリアに捉えたい場合には、照明側に偏光板(PLシリーズ)を取り付けて非偏光を「偏光」に変換し、カメラ側の偏光フィルターと組み合わせて制御(クロスニコル等)を行います。
主な用途:
・偏光制御を必要としない、樹脂、紙、ダンボールなどの外観検査や文字認識(OCR)
・ワークの「表面状態」ではなく、純粋に形状や輪郭(エッジ)を捉えたい場合の透過検査
代表的な照明の種類
・リング照明、バー照明、面照明など