
光が物質(ワークやレンズ、フィルターなど)の内部を通過する際、入射した光の量に対して、吸収や反射をされずに反対側へ通り抜けた光の量の割合のこと。
マシンビジョンにおいては、光学系全体の明るさや、特定の物質を光がどれだけ通り抜けられるかを測る重要な指標です。透過率は光の波長によって異なります。例えば「可視光は通さないが赤外線は90%以上透過する」といった素材の特性を利用することで、表面の印刷を無視して内部を検査するような撮像が可能になります。また、カメラレンズ自体の透過率が高いほど、イメージセンサーへ効率よく光を届けられるため、像面照度を高めることができます。
主な用途
・偏光フィルター、バンドパスフィルター、赤外線カットフィルターなどの光学フィルターの性能評価および選定
・プラスチック容器、透明フィルム、ガラス基板などの厚みや材質の違い(均一性、異物混入)を透過光の減衰で検知する検査
・複数枚のレンズを組み合わせた光学系において、最終的な画像の明るさ(受光量)を算出・シミュレーションするための設計
代表的な照明の種類
・面照明、IR照明など