ワーク(対象物)の表面に光が入射した際、光の波長(色)ごとに反射する割合(反射率)がどのように変化するかを表した特性のこと。通常は横軸に波長、縦軸に反射率をとった分光反射率曲線(グラフ)で示されます。

マシンビジョンにおいては、モノクロカメラを用いたカラーワークの検査において非常に重要な指標となります。
例えば、「赤いリンゴ」と「緑の葉」は、人間の目には色が違って見えますが、これはそれぞれの物質が持つ「分光反射率」が異なるためです。ライティング選定において、ワークの分光反射率が高い波長(同系色の光など)を照射するとその部分は明るく(白く)写り、分光反射率が低い波長(補色の光など)を照射すると光が吸収されて暗く(黒く)写ります。この特性を利用して、特定の色のキズや印字だけを鮮明に浮き上がらせる選定が行われます。

主な用途:
・食品、印刷物、医薬品などのパッケージにおいて、日付印字だけを抽出する文字認識
・表面のわずかな変色や異物の混入を、特定の波長における分光反射率の差を利用して検出する外観検査

代表的な照明の種類
フルカラー照明など

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