
マシンビジョン用照明が放射する光の波長の長さにおける、それぞれの帯域(主に可視光やその前後の不可視光帯域)のこと。一般的に、紫や青、紫外線側を「短波長」、赤や赤外線側を「長波長」と呼びます。
波長帯域によって光の物理的特性(物質への透過性や散乱性)が大きく異なります。
短波長帯域(UV、青など): 波長が短い光は物質の表面で散乱しやすく、内部に透過しにくい特性があります。そのため、ワーク(対象物)の最表面にある微細なキズや浅い凹凸を強調する検査に適しています。
長波長帯域(赤、IRなど): 波長が長い光は物質の表面で散乱しにくく、物質を透過しやすい特性があります。そのため、ワーク表面の色や印刷パターンの影響を打ち消してその奥にあるキズ・異物を透過観察したり、液体の透過検査をしたりする際に威力を発揮します。
主な用途
・短波長帯域: ガラスやプラスチック、金属表面の目に見えないほどの微細なスクラッチ(キズ)検出、UV蛍光インクの書き込み検査
・長波長帯域: 基板パターンの不透過化(レジスト透過)、パッケージやフィルム越しの中身(異物・液量)の透過検査、カラーワークのモノクロ化
代表的な照明の種類
・UV照明、IR照明など