光源から放射される「目に見える光の総量(光束)」を表す単位のこと。記号は「lm」で表されます。

光の純粋な物理エネルギー(放射束:W)に、人間の目が色(波長)ごとに感じる明るさの感度を掛け合わせて算出されます。
人間が最も強く明るさを感じる緑色付近(波長555nm)の光をベースに定義されているため、一般照明(蛍光灯やデスクライト、プロジェクターなど)の明るさを表す指標として広く普及しています。

しかし、マシンビジョンにおいては注意が必要です。カメラのイメージセンサーは、人間の目とは全く異なる波長感度(分光感度特性)を持っており、人間には見えない紫外線(UV)や赤外線(IR)にも強く反応します。
そのため、可視光帯域の目安として「ルーメン」を参照することはありますが、カメラが実際に受け取る光の強さを正確に評価・設計する、あるいは不可視光の照明を選定する際には、ルーメンではなく「放射束(W)」や「放射照度(W/m²)」といった物理エネルギーを基準に考えることが推奨されます。

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