
濃淡(多階調)のあるグレースケール画像を、ある一定の明るさの基準値(しきい値:Threshold)を境にして、「白(1)」と「黒(0)」の2つの階調(モノクロ2色)に変換する処理のこと。
マシンビジョンにおける画像処理において、最も基本的かつ重要な前処理の1つです。2値化を行うことで、背景から検査対象(キズ、異物、印字、外形など)を明確に分離・抽出することができ、その後の面積測定や位置決め、形状認識などの処理を高速かつ正確に行えるようになります。2値化を安定させるためには、ソフトウェア側での調整だけに頼るのではなく、ライティングによって「見たい部分」と「背景」の明暗コントラストを光学的に極限まで高めておくことが不可欠です。
主な用途:
・金属や樹脂パーツの表面にあるキズ、汚れ、異物の有無を「黒」または「白」の塊(ブロブ)として抽出する外観検査
・不透過なワークのシルエットを抽出し、エッジ間の距離を正確に測定する高精度な寸法計測
・部品に刻印・印刷された文字(OCR/OCV)や2次元コードを識別するための文字認識前処理
代表的な照明の種類
・ライン照明、面照明、ローアングルリング照明など